おいしく健康に

フードプランニングは、福島県畜産試験場が2002年に技術開発に成功した「うつくしまエゴマ豚」の販売について、福島県から承認を受けたアンテナショップの1号店です。エゴマ豚は、2009年には福島県内で6,497頭が出荷され、そのうちの約7割が、フードプランニンググループで販売されました。栄養たっぷりのエゴマを食べて育った「うつくしまエゴマ豚」をぜひご賞味ください。







うつくしまエゴマ豚

生活習慣病の予防に効果があるとされる「エゴマ」の種実を、出荷前の約1ヶ月間毎日食べて育ちました。おいしく健康を目指せる、注目の豚肉です。

エゴマ

シソ科の一年草でゴマに似た植物です。「じゅうねん」の別名で、食べると10年長生きすると言われています。エゴマの種実は「α-リノレン酸」を多く含み、しぼられた油はとても良質で、人の体にも良いとされ、健康食品として注目を浴びています。このエゴマを飼料として豚に食べさせることで良質な脂を含ませています。
経緯
「α-リノレン酸」を多く含む「エゴマ」に着目し、福島県畜産試験場が1997年に研究を開始、5年の歳月をかけて技術を確立しました。エゴマを給与するにあたり、粉砕の必要性や油脂としての取り扱いの難しさ、飼料代が高額であることなどの課題がありましたが、それらを解決し、豚肉中のα-リノレン酸含量を高める結果を得ました。健康志向のニーズに応えられる豚肉が誕生したのです。

交配

交配
福島県の系統豚「フクシマL」をもとに、3種類の豚を交配させた品種です。それぞれの特徴を兼ね備えたいいとこどりの三元豚。

ランドレース種(L)
子だくさんで卓越した母性。
大ヨークシャー種(W)
高い哺育能力で健康に。保水性も高くジューシーな肉質に。
デュロック種(D)
サシの入った優れた肉質に。
最大の特徴はさらっとした脂質です。上質な味と抜群の柔らかさ、優れた肉質においしい旨味が凝縮されています。食味試験では「おいしく柔らかい肉である」との評価を得ました。福島県畜産試験場で実施された三点識別法(用意した3つのうち、2つを同一にし、1つの異なるものを当てるという識別方法)による官能検査(人の感覚に基づいた検査)でも有意に好まれました。

栄養

人間の健康に欠かせない、DHAやEPAと同様、必須脂肪酸の一種「α-リノレン酸」が在来の豚の約4倍、サンマの約2倍含まれています。
α-リノレン酸(N-3系脂肪酸)は、必須成分にも関わらず体内で作り出せないため、食品などから取り入れる必要があります。現代人は植物油などに含まれる「リノール酸(N-6系脂肪酸)」を過剰に摂っているため、アレルギーが促進されていると言われています。N-3系脂肪酸とN-6系脂肪酸は1:4の比率になるように摂取することが理想的とされる研究結果があります。この理想の脂肪のバランスが「うつくしまエゴマ豚」です。ビタミンEや旨み系アミノ酸が増加し、食味性も向上することが明らかにされております。おいしく食べながらアレルギー緩和にも役立つ、求められていた理想のお肉です。
◇ 期待できる効果・α-リノレン酸の働き ◇
  • 成人病(生活習慣病)予防
  • アレルギー症状の改善
  • 心筋梗塞の予防
  • 血液の流れの円滑化
  • 脳細胞の活性化
  • 脳梗塞の予防
  • ガンの発生を抑制
  • 高血圧の予防
  • 老化防止
    (抗酸化作用により、老化の原因と考えられている酸化脂肪が作られるのを妨ぐ働きがあります)